『お客様が知りたいことは何か』
工務店・住宅会社の皆様からよく『情報発信』に関するお悩みの相談を受けます。
多様化が叫ばれる昨今、ユーザーニーズは多岐にわたり、
例えばブログの更新ひとつをとっても、全てのお客様に応えることはできないのでは…と
お悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで、そのユーザーニーズを考える時、『知りたそうなこと』『見たそうなこと』『ウケがよさそうなこと』といった、<事象>を一生懸命に伝えるための発想をしていることはありませんか?
ユーザーが知りたいのは単なる事象ではありません。
たとえば、『住宅省エネ2024キャンペーンがはじまりましたよ!』とだけ告知をされたとしても、そうなのか~とスルーされてしまいます。
大切なのは、この住宅省エネ2024キャンペーンがユーザー(お客様)にとってどのような『コト』をもたらしてくれるのかです。
たとえば補助金の手続きについて延々と書かれていたとしても、その情報はユーザーにとってニーズに応える情報とはなりにくいでしょう。住宅省エネ2024キャンペーンがお得な補助事業であることは言うまでもありませんし、公式ページを見れば、その内容は一目瞭然です。
ですから、工務店・住宅会社の情報発信には、その先にある効用であったり、メリット、ベネフィットまでをイメージさせられる内容までを載せる必要があります。
住宅省エネ2024キャンペーンを利用することで言うなら、キャンペーンが始まったということはあくまで基礎情報と考え、そこからステップアップ・発展させられる内容を発想していきます。
補助金で性能の高い住まいを手に入れられますよ(第一段階)
新しい生活は暮らしやすくなるだけでなく省コストなので家計が楽になりますよ(第二段階)
しかもメンテナンスコストも低いので建てた後もますます安心ですよ(第三段階)
だからこんな趣味を楽しむ家族の暮らしが実現できますよ(第四段階)
今なら無料相談も受け付けていますよ(最終段階/落としどころ)
といったような形です。
ホームページで単に<事象>だけを発信してしまっていませんか?
多様なニーズに応えるための事象を探して発信するのではなく、事象の先にある効用・メリット・ベネフィットといった自社がユーザーと一緒に叶えられる未来をイメージさせられる情報を伝えましょう。
それはきっとユーザーの興味を高め、
あなたの会社に相談してくれるきっかけをもたらしてくれるはずです。
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