MAを使い始めてみたけど、肝心のメールアドレスが獲得できない…
せっかくMAに登録しても、メールリンクをクリックしてもらえない…
工務店のマーケティング担当者様や、
WEBマーケティングを進めたい営業スタッフの方とお話すると、
大体この2つの悩みに行きあたっていることが多いです。
個人情報の保護が叫ばれる昨今、
アドレスをいただくのはなかなか難しい時代になりました。
ようやく来場アンケートの回答をもらっても、
アドレスだけは空欄にされたり、なんとか書いてもらったと思ったら、
そのアドレスが実は間違っていたり。
しかもいざメルマガを送ってもなかなかリンクをクリックしてもらえず、
MAに状況が反映されない…なんてことも。
運用する担当者の悩みは尽きません。
今どきのユーザーは『選択の自由』を知っています。
自分の情報[メールアドレス]を差し出す価値があるどうかを
しっかり見極めて、ほしい情報を選択したうえで、
自身の情報を登録しています。
これは、一見するとMAにとって厳しい条件にも見えますが、
しかし裏返せば、選択に値する『価値』さえ上手に提示できれば、
<登録されやすい状態>でもあるのです。
今回は来場特典とMA配信メールとをうまく組み合わせた、
メールアドレス&クリック獲得を簡単にする<2つのコツ>をご紹介します。
目次 1.『WEB型来場特典』でユーザー登録を促そう
2.『見たくなる情報』でクリックを促そう
1.『WEB型来場特典』でユーザー登録を促そう
最近のモデルハウスや見学会来場特典といえば、
やはりQUOカードが最も用いられているでしょうか。
新型コロナ対策として、お渡しするQUOカードの金額を上げて、
来場集客されている工務店様も多いかと思います。
折角お忙しい中ご来場いただいたお客様ですから、
ぜひメールアドレスを教えていただき、今後も繋がっていきたいですよね。
そこでおすすめしたいのが、メールアドレスをご登録いただくことで
受け取り・使用が可能になる『WEB型来場特典』です。
①クオカードペイ(外部サイトリンクはこちら)
アプリが不要で、すぐに使うことができる、
デジタル版のQUOカードです。
最近はスマートフォンだけあれば支払いができるため、
お財布にあまりカードを入れたくないという方も。
磁気カードタイプのQUOカードを現在来場特典としてご利用であれば、
このデジタル版への切り替えで、さらにユーザー満足度を
アップできるかもしれません。
②Amazonギフト券(外部サイトリンクはこちら)
こちらもアプリが不要で、すぐにAmazon.co.jpで使える
デジタル商品券です。Amazon.co.jp内部だけでなく、
Amazon payとして外部サイトでも利用することができます。
QUOカードが使用できるお店の少ない地域では、
こちらのほうが使いやすいかもしれません。
③自社内オリジナルクーポン券
自社でカフェや雑貨店などを併設されている工務店様や、
大型会場を借りてのイベントを行われる工務店様では、
デジタルオリジナルクーポン券を発行し、運用するのもおすすめです。
ドリンククーポン、ケーキクーポン、縁日クーポンなど、
その場で消費できるようなクーポンを発行することで、
登録を促すケースが多いようです。
そのクーポンはお客様にとってアドレス登録の価値があるか、
そのクーポンはすぐに使っていただけるか(MAと関連付けられるか)
といった点に留意し、自社ならどんなクーポンができるかを考えてみては。
上記のような特典を用意し、受け取りのために
メールアドレスが必要となることを伝えれば、営業スタッフもお客様も、
簡単に、かつ自然に、アドレスのやりとりをすることができます。
QRコードなどからご登録いただければ、さらに確実性も上がりますね。
勝手にメールマガジンが送られてきた!とならないよう、
今後情報をお送りしてもよいかどうか確認するのも忘れずに。
2.『見たくなる情報』でクリックを促そう
WEB型来場特典でアドレスを獲得しても、
そのあとMA上で動きを見ていくためには、
配信メールからのリンククリックが欠かせません。
お客様をアクションに進めるためには、
『見たくなる情報』をメールで配信していくことが大切です。
工務店スタッフの観点からすると、『見せたい情報』がたくさんあると思います。
しかし、お客様が誰しもその情報のすべてを見たいか、
というと、必ずしもそうではありません。
『見せたい情報』を『見たくなる情報』に変換し、
メール配信を行うこと。これがクリックを促す基本になります。
ツァイガルニク効果をご存知でしょうか。
ヒトは物事を中断されたほうが強く記憶に残り、
続きが気になって仕方がなくなってしまう、という心理的効果の事です。
『続きはWEBで。』のフレーズで終わるCMなどは、
まさにこの効果をマーケティングに利用している例ですね。
このツァイガルニク効果をメール配信に当てはめてみましょう。
『見せたい情報』がたくさんあるからといって、
メール内に全ての内容をさらけ出してしまえば、続きが気になることもなく、
記憶にも残りにくく、ユーザーがその先を気にする可能性はほとんどなくなります。
つまりクリックを獲得しにくくなってしまうのです。
反対に、『見せたい情報』の重要な一部分を伏せてみましょう。
ユーザーはその重要部分の手前まではすでにメールで知っているので、
その先を期待し、<最後の一部分>が見たくてたまらなくなります。
つまり、伏せた重要な一部分が『見たくなる情報』に変化し、
クリックを獲得しやすい状態にできるのです。
『見せたい情報』の見せ方を変えるだけで、
『見たくなる情報』に変化させることができます。
ぜひ、これまでMAで配信していたメールをもう一度見直して、
次に活かしてみてくださいね。
以上が来場特典とMA配信メールとをうまく組み合わせた、
メールアドレス&クリック獲得を簡単にする<2つのコツ>でした。
今すぐ始められるものばかりですので、ぜひご紹介したポイントを押さえて、
アドレス取得&ユーザー育成を進めてみてくださいね♪
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