現在、日本の広告市場におけるWEB広告の割合は増加しており、2022年の日本の総広告費の構成比は「マスコミ四媒体:33.8%」「インターネット広告費:43.5%」「プロモーションメディア広告費:22.7%」とWEB広告の割合が最も高くなっています。
※データ参考:株式会社電通 調査レポート「2022年 日本の広告費」より
実際に住宅業界においても、多くの住宅会社・工務店がWEB広告を実施しています。
この記事を読んでいるみなさまの会社でも、Google広告やFacebook・Instagram広告を実施したことがある、もしくは現在実施しているという会社が多いと思います。
つまり、多くの住宅会社がWEB広告を実施している今、WEB広告で集客を伸ばすためには、エリアやターゲットが同じ競合他社と常に比較されている中でユーザーに選ばれる必要があると言えます。
LPの重要性
広告の効果を上げようと考えた時に、広告費を増やす・オーディエンスの設定を見直す・より魅力的な広告クリエイティブを作成するなどの「広告運用面の改善案」のみを考えるという方が多く見られます。
上記のような広告運用面の改善が非常に重要なことに間違いはないですが、同じくらい重要な改善ポイントとして「LPの見直し」があげられます。
ランディングページ(Landing Page)の略で、広義の意味では、リンクやWEB広告などから流入してきたユーザーが最初に閲覧するウェブページを意味します。
狭義の意味では、WEB広告やメールのリンクなどを経由して訪れるユーザーを、コンバージョン(問い合わせや来場予約など)に誘導するためのウェブページのことを指します。
たとえば、こんなLPを見かけることがあります。
- 画像数枚と数行のテキストのみ
- ページ内の写真のクオリティが低い
- ユーザーが求める情報が記載されていない
どんなにWEB広告の運用面を改善したとしても、上記のようなLPでは、広告をクリックして流入したユーザーがすぐに離脱してしまい、コンバージョンを増やすことは至難の業となってしまいます。
家の魅力が伝わるような画像やテキスト、ユーザーの後押しとなるような情報など、広告から流入したユーザーがスムーズにコンバージョンに繋がるようなLPを意識して見直しましょう。
また、現在コンバージョンを獲得できているLPでも、コンバージョン率を改善することで、同じ広告費でより多くのコンバージョンを獲得できる可能性があります。
・コンバージョン率 0.15% → コンバージョン 4~5件
↓もしコンバージョン率が2倍になった場合
・コンバージョン率 0.30% → コンバージョン 9件
これらの理由により、WEB広告の効果を上げたいときは、広告運用面の改善だけでなく、LPの見直しも大切です。
LPの改善による成功事例
ビルダーズネットの工務店専門WEB広告運用「BNAD」で、LPを改善したことにより、コンバージョンが増加した事例をご紹介します。
東北エリア A社の場合
A社は、複数の県にあるモデルハウス来場を獲得するためのキャンペーンLPを作成し、Facebook/Instagram広告を実施していました。
2022年の12月末から1月にかけてWEB広告を実施し、13件(広告経由7件)の来場予約を獲得という結果でした。
その後、1月末で一度終了したWEB広告を4月から再開するにあたって、弊社にてLPの見直しを行いました。
その際に、行った修正内容は以下のとおりです。
- LPを県別に分割して、各県内のモデルハウスの情報を追加
- LP内にお客様の声を入れる
- 来場予約フォームの項目の見直し
- キャンペーンタイトルやメインビジュアルの見直し
キャンペーン内容やLPの大枠は変更せずに「ユーザー目線で情報が足りていないと考えられる部分にコンテンツを追加する」というのが修正のポイントでした。
LP修正後に広告を再開した結果、5月だけで30件(広告経由21件)の来場予約を獲得。
その後も広告を継続することで、約70件の来場予約を獲得することができました。
まとめ
今回は、WEB広告におけるLPの重要性について、事例を交えてご紹介しました。
今回ご紹介した事例はキャンペーン用のLPを作成しているパターンでしたが、ホームページ内のイベント情報告知ページを利用して、完成見学会などのイベントに対してWEB広告を実施するパターンもあります。
専用のLPを作成する場合に比べて、デザイン等の制限がある場合が多いですが、工夫しだいでは十分にコンバージョンを獲得できるようなページを作成することができます。
ビルダーズネットでは、WEB広告運用だけでなく、イベント情報告知ページでの来場獲得などを目的としたイベント集客サポート「プレサポ」というサービスを実施しています。
競合他社と差別化を図るイベントページやキャンペーンLPの制作とWEB広告運用をセットで行うことができますので、WEB広告の実施や広告代理店の乗り換えを検討する際は、ぜひビルダーズネットにご相談ください。
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