住宅会社・工務店専門WEBディレクターの秦です。
コロナの影響によって、自宅にいる時間が増え、ホームページがじっくりと観られる傾向にあります。
そんな中、工務店集客・ブランディングにおすすめしたいのが「お客様の声」です。
あなた(工務店)の商品(家)に満足している施主様の生の声は、これから家を建てようと考えている見込み客に安心感を与えるからです。
話は少しそれますが、私は、主人公が成長する過程をうまく表現した映画に惹かれます。
例えば、ラ・ラ・ランド。
エマ・ストーン演じる、ピザ屋で働く普通の女の子が有名女優になるまでの成長していく姿が見事に描かれています。
恋人との恋愛を通じて、葛藤しつつも女優へと成長していく姿に魅了されます。
「プリティーウーマン」「プラダを着た悪魔」なんかも主人公の成長の過程に共感して思わず見入ってしまいます。
それと同じように、私は工務店さんのお客様の声(施主様の声)に同じような共感を覚えます。
施主様ごとに、それぞれの「物語」があるからです。
最初、劣悪な環境に悩み、工務店を探し求め、見学・セミナーにいって工務店の家づくりに共感し、もうここしかない、という想いで家を建てる。
その結果、幸せな今がある。毎日、体調も良く、明るい表情で、仕事にもエネルギッシュに取り組める。
そんなお客様の声をお聞きすると、この工務店さんはお客様(施主様)の幸せに貢献しているな~と思います。
あなたの商品やサービスがお客様をどのように変化させることができるのか?
それを伝えるのが「お客様の声」になります。
工務店集客・ブランディングにおすすめ「お客様の声」
感想だけではなく「どう変わったのか」をしゃべってもらう
私はインタビュー撮影で工務店さんと一緒に施主様の家に訪問することがあります。
その際に漠然と、新居を建てられて、どんな気分でしょうか?
と質問すると、きまって、
素晴らしい住み心地です!!
とか、
○○工務店さんに頼んで良かった~!!
という率直な感想を頂戴することになります。
それはそれでいいのですが、施主様にどういう変化が起こったのかがわからない内容になってしまいます。
なので、施主様の「変化」について詳しく引き出すために質問をして、リアルな喜びの言葉を引き出すようにしています。
コロナ禍であろうと、なかろうと、施主様が家を建てることによって「どのように変化したのか」が訪問者は知りたいのです。
そのことが工務店のブランディングにもなりますし、来場予約したくなる動機づけにもなります。
ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。
引用:ウィキペディア
施主様の「変化」を引き出す質問
具体的に施主様の「変化」を引き出す為に私が良く使うインタビュー内容が下記になります。
1.家を建てようと考え始めたのはいつ頃ですか?
→当時の記憶を思い出してもらうことにより、2以降の質問にも答えやすくなります。
2.家を建てる前にあなたはどんな問題(悩み)を抱えていましたか?
→同じ悩みを持つ訪問者に興味を持って読んでもらえます。
3.その問題を抱えながらあなたはどのような感情をお持ちでしたか?
→問題の本質をより深くあぶりだします。
4.他の工務店を検討したり、他の見学会などに参加されましたか?
→どのように検討されていたかが良くわかります。
5.施主様が○○工務店に契約を決められたポイントは?
→他社との優位性やこだわりのポイントが良くわかります。
6.施主様が家を建てる際に一番こだわったことは?
→こだわりを達成できた満足感が伝わります。
7.施工中の現場の対応はいかがでした?
→寄り添った対応をしてもらったかどうかがわかります。
8.施主様が実際に住まれてのご感想は?
→リアルな満足感が伝わってきます。
9.当初の悩みが解決して、あなたの生活はどのように変わりましたか?
→喜びの声とともに建てたあとの良い変化が具体的にわかります。
10.これから家を建てたい人にアドバイスを頂けますか?
→家を建てた先輩からのリアルなアドバイスをもらえるので、これから家を建てる人の参考になります。
上記質問の回答により、家を建てることによって「どのような変化」がもたらされて、どのような満足感が得られたのかが訪問者に伝わります。
コロナ禍において、取材依頼をしづらいかと思われますが、ソーシャルディスタンスを守って取材をするとか、オンライン・電話で取材を行い写真を送っていただくなどお客様の都合に合わせて行う事も可能です。
是非お客様の声をホームページに追加してみてはいかがでしょうか。
定期的に更新する事により、他の工務店さんとの差別化になります。
お客様の声は工務店サイドからの発信情報ではなく、客観的な第三者(家づくりの先輩)の声です。
だからこそ、工務店の真の魅力や建てた家の本当の魅力がWEB訪問者に伝わるのです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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