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【WEB広告を自社運用orこれから始めたい工務店向け】WEB広告効果測定のための基本指標

Facebook広告・Instagram広告などのSNS広告、Google広告・Yahoo!広告の検索広告やディスプレイ広告など、現在多くの住宅会社・工務店がWEB広告を活用しています。
このような状況で、限られた広告の表示枠の中で競合の会社に負けず、効果的な広告キャンペーンを展開するためには、広告のパフォーマンスを正確に把握し、データに基づいた意思決定を行うことが重要です。
今回は、自社でWEB広告を実施している方やこれからWEB広告を始めてみたいと考えている住宅会社・工務店のみなさまに向けて、広告の効果を測定するための主要な指標について解説します。

WEB広告における効果測定とは

「WEB広告の効果測定」と聞いて、どのような内容が思いつくでしょうか。
最もわかりやすいのは、ホームページに訪れたユーザーの数である「クリック数」や、来場予約や資料請求の数である「コンバージョン数」を確認する事だと思います。

しかし、WEB広告においての効果測定は上記の数値を確認するだけではありません。
「リード(見込み客)の獲得」「ブランド認知の向上」「成約率の向上」など、WEB広告を実施する目的に合わせて様々な数値を確認・測定する必要があります。

適切な指標を確認することで広告のパフォーマンスを正確に把握し、データに基づいた広告の改善を行うことで、効果的なWEB広告を実施することができます。

WEB広告の主な指標

表示回数(インプレッション)

ユーザーに何回広告が表示されたかを示す指標です。
シンプルに「広告がどれだけ見られたか」を示す指標のため、商品・サービスの認知やブランディングを目的とする場合は、特に注目すべき指標となります。

リーチ数

広告が表示されたユーザーの数を示す指標です。
インプレッションは広告が表示された回数を表しますが、リーチ数を見ることで実際に広告を見たユーザーの数がわかります。
リーチ数が低く表示回数が多い場合、意図せず同じユーザーに何回も広告が表示されてしまっている可能性があるため、ユーザーに何回広告が表示されたかをカウントするフリークエンシー(FQ)も併せてチェックが必要です。

クリック数(CT)

表示された広告がクリックされた数です。(※CT:Click Throughの略)
広告からホームページやLPにアクセスされた数でもあるため、まずはクリック数を上げることが重要です。
※インスタグラムなどのSNSのフォロワーを増やす目的の広告の場合は、広告経由でプロフィールにアクセスされた数をクリック数とする場合もあります。

クリック率(CTR)

表示された広告がクリックされる確率を示す指標で、クリック数をインプレッション数で割ることで算出できます。
他の広告と比べてクリック率が悪い場合は、広告クリエイティブやターゲットの見直しが必要です。
また、Meta広告(Facebook広告/Instagram広告)などのSNS広告では、クリック率が低い場合に無駄に広告予算を消費してしまっている可能性があるため注意が必要です。

クリック単価(CPC)

広告1クリックあたりの広告費を示す指標で、広告費を広告のクリック数で割ることで計算されます。
広告の費用対効果を示す指標のため、検索広告などでは特に注目すべき指標です。

コンバージョン数(CV)

広告からホームページに訪れたユーザーが、来場予約や資料請求などに至った数を示す指標です。
WEB広告を実施する主な目的である「リードの獲得」に直接関わる指標のため、非常に重要です。

コンバージョン率(CVR)

ホームページに訪れたユーザーがコンバージョンする確率を示す指標で、コンバージョン数をクリック数で割ることで計算されます。
コンバージョン率を高くすることで、少ないクリック数でコンバージョンを獲得することができるため、広告の費用対効果が高くなります。

コンバージョン単価(CPA)

顧客獲得単価とも呼ばれ、1件のコンバージョンを獲得するために必要なコストを示す指標です。広告費をコンバージョン数で割ることで計算されます。
広告の費用対効果を見るうえで非常に重要な指標で、CPAを抑えつつコンバージョンを獲得することを目標とする場合も多いです。
同じく広告の費用対効果を示す指標である「マーケティングROI(広告による増加粗利-広告費用)÷広告費用」も確認することが重要です。
 

上記ようなWEB広告に関する指標以外にも、広告の着地ページであるホームページやLPの改善に関わる指標も確認する必要があります。
特に、直帰率や滞在時間などをチェックすることで、広告経由でホームページに訪れたユーザーがしっかりとページを閲覧しているかを確認しつつ、ページを改善していくことが重要です。
 

今回は、WEB広告の効果測定の重要性と確認すべき指標の一部をご紹介しました。

今回紹介した各指標を確認しながら広告を運用するためには、各WEB広告媒体の広告タグをホームページに設置、コンバージョンを測定するための適切な広告設定、各広告媒体の管理画面やGoogleAnalyticsの定期的なチェックなど、様々な知識と多くの労力が必要となります。
「自社でWEB広告を実施していたけれども結果がでなかった…」と弊社にご相談いただく方の多くは、これらの内容を実施できていない場合がほとんどです。
また、これらが必要だと理解はしていても、他の業務が忙しくて手が回っていない場合や、知識や技術が足りなくて実施するのが難しいというケースも多く見られます。

自社でWEB広告をやっても効果が出なかった、WEB広告を始めてみたいけれど難しくてよくわからないなど、WEB広告に関するお悩みは、ぜひ住宅会社・工務店専門にWEB広告運用を行っているビルダーズネットにご相談ください。

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KOTA

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住宅会社・工務店のWEBマーケティング活用方法についてご紹介します。 取得資格:Googleアナリティクス個人認定資格・Google広告認定資格

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