工務店にとって、実際の建物を見てもらうことができるイベントの場は
お客様との距離を一気に縮める絶好の機会です。
しかし、それは「来てもらえれば」が前提のお話。
せっかくの見どころ満載の住まいも、その魅力が読み手であるお客様に伝わらなければ意味がありません。
実は、イベント参加の成否の多くは「イベントページの作り込み」にかかっていると言っても過言ではありません。
— ただ単に情報があるだけでは伝わらない
イベントページでつい優先されがちなのは、日程・場所・写真ではないでしょうか。
もちろん大切な情報ですが、それだけでは読み手の心は動きません。
ユーザーが本当に知りたいのは、
「この家を見に行く価値が、自分にあるかどうか」
そして「この会社に安心して任せられそうかどうか」
だからこそ、イベントページでは、暮らしのイメージを具体的に伝えることが重要です。
見どころにプラスして、この家でどんな暮らしができるのか。
たとえば、次のようなポイントを丁寧に盛り込むことで、イベントページは一気に伝わるページに変わります。
・住まいの特徴を、暮らし目線で紹介する
「どんな間取りか」ではなく「どんな時間が流れるか」を想像させることが、暮らし目線での紹介のコツです。
特に見学会やモデルハウスのイベントページでは、
「自分たちが暮らすとしたら何を得られるか」が伝わる表現がポイントです。
・家づくりの背景を伝える
見学会にしても、モデルハウスにしても、
「なぜ家づくりをはじめ、どのようにこの家が完成したのか」というストーリーを盛り込むことで、
読み手の共感と、その家への意味を感じてもらうことができます。
・写真にストーリーを添える
リビングやキッチンといった単なる内観写真ではなく、
「この窓辺で、お気に入りの本を読むひととき」のように、暮らしの想像を促す文章を添えるだけで印象は変わります。
ページの丁寧な作り込みは、読み手にとって「この会社は細やかに、丁寧な家づくりをしているんだな」という安心感にもつながります。
反対に、情報が不足していたり、見づらかったりすると、
どれほど魅力的な家でもなんとなく不安に感じられてしまうことも。
イベントページは集客ツールでありながら、「企業の姿勢を伝える顔」でもあります。
— 最後に
ホームページのイベントページは、いわば最初の接客。
営業担当とお客様が直接会う前に、
「この会社なら信頼できそう」「この家、ちょっと見てみたい」と感じてもらう大切なポイントです。
だからこそ、ただの開催案内で終わることのないように、
この家を見に行く理由とこの会社を選びたくなるような想いを丁寧に伝えることがカギになります。
集客のためだけでなく、会社を育てるためにも。
イベントページを、もっと伝わる場所へと進化させましょう。
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