ビジネスやマーケティングの戦略立案には、フレームワークの活用が有効です。
フレームワークって聞いたことはあるけれど、実際どういうものかよくわかっていない…使い方がわからない…という工務店・住宅会社のみなさま必見!全4回にわたって、自社の成長のために使えるフレームワークをわかりやすくご紹介していきます。
組織内外の情報を整理する『SWOT分析』
フレームワークを使って、自社の成長を考えたい…という方に、まずおすすめしたいのが『SWOT分析』。自社組織を取り巻く状況を、内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)に分類して、客観的に現状を整理するフレームワークです。

Strength(強み) | 自社または自社製品・サービスに良い影響を与える内部環境の要素 例)100年の歴史、独自デザイン、光るスタッフ…など |
Weakness(弱み) | 自社または自社製品・サービスに悪い影響を与える内部環境の要素 例)退職者が増加している、給与が安い、住宅性能が普通…など |
Opportunity(機会) | 自社または自社製品・サービスに良い影響を与える外部環境の要素 例)GX補助金、エリア競合の淘汰…など |
Threat(脅威) | 自社または自社製品・サービスに悪い影響を与える外部環境の要素 例)大工不足、2024年問題…など |
SWOT分析を実践するときのポイント
すべてを網羅しようとしすぎないこと!:たくさん項目を上げることが目的ではないので注意!
チームでやると効果倍増:一人よりもみんなで。たくさんの人の目線で組織を多角的に見ることが重要!
分析は「動くための材料」:やって満足するのではなく、行動に移していくことが大切!
SWOT分析を用いた『行動』の考え方
実際の戦略などに落とし込むための分析をクロスSWOT分析といい、下記のようにSWOT分析の結果を、もう一歩踏み込んで具体的に活用していきます。
例)
『強み×機会』自社の強みを生かして他社に打ち勝つ・成長するための戦略を考える!
『弱み×機会』自社の弱みを克服して他社に負けないための戦略を考える!
『強み×脅威』自社の強みを生かして脅威を回避!
『弱み×脅威』自社の弱みを認識して最悪の事態を回避するためのリスク対策!
まとめ
SWOT分析は、自社の現状を俯瞰し、戦略を導くための定番フレームワーク。普段考える時間を取りづらい、自分たちのことを『気軽に見直す』という姿勢で、難しく考えず、まずは紙にちょこっと書き出してみるだけでも◎きっと新しい発見があるはずです!もし悩んだときは、ビルダーズネットにご相談ください。
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