今回は、WEBサイト制作・リニューアルにおいて、ぜひ考えていただきたいことをお伝えします。
Webサイト制作・リニューアルで失敗する最大の理由は、大半が明確な目的がなく始まることにある。
経営者や事業責任者の「気分」でリニューアルプロジェクトが始まり、現場メンバーは無意味な泥沼作業に疲弊し、結果的に莫大なコストをかけて売り上げを毀損するケースが多いです。
そして、リニューアルしようとなったときに、制作会社に対して「あの会社のこんな感じで」と注文したり、「まあ何となく、カッコよくやっといて」というオーダーをしたりしてしまう企業も多いのです。
WEBサイトの制作は決して安いものではありません。
もちろん家を建てることに比べたら、比べ物にならないくらいに安価であることは間違い有りませんが、それでもきちんと整えようとしたら何百万円もかかるのが相場です。それなのに、どこかの会社を真似たような見た目のサイトだったり、雰囲気重視のただカッコいいだけのホサイトだったりでは結果が出ないのも当然です。
せっかくそれだけの投資をしてサイトを整えるのであれば、結果につながるものでなければ、何百万円を自己満足のために費やすことになってしまいます。
WEBサイトから結果を出すためには、いま一度、自分自身がどんな会社で、どんなところに特化していて、どんなお客様に来てほしいのかということをしっかりと考え直す必要があります。
■サイトリピータの重要性
住宅WEBサイトで集客を獲得するためには、いかに何度もサイトに訪問してもらって、いろんなページを見ていただけるリピーターを獲得できるかがカギとなってきます。
自社サイトで資料請求や来場予約といった反響を獲得する前に、いちどでもサイトにアクセスしてくださったお客様を、いかにリピーターに育成できるかということが、非常に大事です。お客様の求める充実した情報を更新し、自社ブランドの信頼を高めていくウェブサイトで、お客様を育てられる育成形のWEBサイトというものが非常に重要なのです。
ハウスメーカーや工務店のサイトを訪れるお客さんには、一般論として一定の流れがあります。
それが誰かからの紹介であっても、検索してたまたま見つけた会社であっても、初めて知ったその会社のサイトに来たときにまず見るのは「施工実例」です。この会社が、これまでどんな家を建ているのかを見ています。そして、次に「お客さんの声」や「会社概要」を見たりする、というのが定番のコースです。
そこまでで、そのサイトの会社に興味を持った人は、さらに別のページを見ます。どんなコンテンツを見るかというと、「スタッフ紹介」を見ます。そこからさらに、スタッフのブログを読んだりするのです。
「施工事例」を見て、どんな家を造る会社なのかをまず確認して、そこに納得して、どんな会社なんだろう、と思って「会社概要」を見て、さらに「ここで家を建てた人はどんな感想を持ったのだろう、どんな気持ちになったのだろう」ということに興味を持ちます。
そして、ハウスメーカーや工務店のWEBサイトで、施工事例を見せ、会社概要とお客様の声を掲載したら、その他に必要になってくるのは、その会社の「人間力」です。「どんな人がその会社にいるのか」「その会社で働いている人は魅力的なのか」という点です。
WEBサイトから、この人間力を感じるコンテンツとしては、「スタッフ紹介」「ブログ」または、モデルハウスやイベント情報での、担当者や設計士の言葉です。
このように、その会社の「人」が感じる、見えるWEBサイトは、どんなオシャレな、どんなスタイリッシュな見た目のサイトよりも、どんな社長自慢が掲載されているホームページよりも、遥かにお客様の心をつかむはずです。
上っ面だけのホームページではダメ。いかに会社の「人」を感じさせるところまで持っていけるかが、ホームページの活用としては大切です。それができるホームページは、必ず結果も出せるはずです。
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