今回は、住宅会社のウェブサイトにおける「ペルソナ設定」のお話です。
「ターゲット層は決めているのに、ホームページからの反響が増えない」「アクセスはあるが、なかなかファンが定着しない」このような事態になった時は、「ペルソナ」を設定することをおすすめします。
■ペルソナとは
ペルソナとは、簡単にいうと『架空の顧客モデル』のことです。
架空の顧客モデルというと、「ターゲット層を決めればいいってこと?」と思われがちですが、
ペルソナとターゲット層では少々異なります。
例えば、架空の顧客像として「30歳代」や「子育て世代」といったセグメントが設定されることがありますが、
これらはペルソナとはいいません。
ペルソナとは、「札幌市東区の家賃7万円賃貸アパートに住んでいる家族。夫35歳、妻31歳、子供2人で4歳、1歳。車はハイエースグランドキャビン、夫の趣味はサーフィン、妻の趣味は雑貨収集…」といった、
実在する家族のような詳しい属性情報や趣味趣向、価値観や生活パターンを設定するものです。
サイトにおけるペルソナ設定には、次のようなメリットがあります。
一つ目「お客様視点で広告先の検討ができるようになる」
例えば新しい広告を打つときを考えてみましょう。
その広告は本当にターゲットに見られる可能性があるのでしょうか?
それはペルソナの生活パターンを考えればおのずと見えてきます。
そしてペルソナの趣味趣向や考え方が明確にわかっていれば、
何を訴求すれば『刺さる』広告になるかがわかってきます。
二つ目「よりピンポイントにターゲットに響くものが何か分かる」
もし、あなたが自社の家づくりのこだわりをよく知っている友人に説明する場合、
どんな部分をどう伝えればいいか分かりますよね。
一方でざっくり20歳〜40歳の女性に説明してくださいと言われたら、
何からどう伝えればいいのか迷ってしまうでしょう。
実は多くのホームページは後者のような状況になっていて、
その結果、誰のためなのかよくわらからないページが存在したり、
誰に向けたメッセージなのかわからないサイト制作にたくさんのお金が使われたりしています。
ウェブサイトにおけるペルソナを設定することで、明確にターゲットを選定でき、
コンセプトが伝わる、魅力的なサイトを制作することができます。
あれもこれも詰めこんだ、自分たちの伝いたいことだけ、見せるだけのホームページになっていませんか?
大切なことは、お客様に共感してもらえる、求められる家づくりを伝えていくことではないでしょうか。
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