ホームページ向上計画「効果メキメキ WEB活用方法」vol.6

こんにちは、

住宅会社専門のホームページ制作 WEBコンサルタント JYUです。

全12回の連載で集客に特化したウェブ活用についてお伝えしています。

6回目は住宅会社のウェブサイトにおける「ペルソナ設定」のお話です。

 

「ターゲット層は決めているのにホームページからの反響が増えない」「アクセスはあるが、なかなかファンが定着しない」――。このような事態になった時は「ペルソナ」を設定することをお勧めします。

ペルソナとは、簡単にいうと『架空の顧客モデル』のことです。架空の顧客モデルと聞くと、「ターゲット層を決めればいいってこと?」と思われがちですが、ペルソナとターゲット層は少々異なります。

例えば、架空の顧客像として「30歳代」や「子育て世代」といったセグメントが設定されることがありますが、これらはペルソナとは言いません。ペルソナとは「札幌市東区の家賃7万円の賃貸アパートに住んでいる家族。夫35歳、妻31歳、子供2人で4歳と1歳。車はハイエースグランドキャビン、夫の趣味はサーフィン、妻の趣味は雑貨収集… 」といった、実在する家族のような詳しい属性情報や趣味趣向、価値観や生活パターンを設定するものです。

サイトにおけるペルソナ設定には次のようなメリットがあります。

第一に「お客様視点で広告効果の検討ができるようになる」ことです。例えば新しい広告を打つときを考えてみましょう。その広告は本当にターゲットに見られる可能性があるのでしょうか? それはペルソナの生活パターンを考えれば自ずと見えてきます。

そしてペルソナの趣味趣向や考え方が明確になってさえいれば、何を訴求すれば『刺さる』広告になるかが分かってきます。

次のメリットは「よりピンポイントにターゲットに響くものは何かが分かる」ことです。もし、あなたが自分の会社の家づくりの「こだわり」をよく知っている友人に説明する場合、どんな部分をどう伝えればいいか分かりますよね。一方、ざっくり20~40歳の女性に説明して下さいと言われたら、何からどう伝えればいいのか迷ってしまうでしょう。

実は多くのホームページは後者のような状況になっています。その結果、誰のためなのかよく分からないページが存在したり、誰に向けたメッセージなのか曖昧だったりするサイト制作にたくさんのお金が使われています。

ウェブサイトにおけるペルソナを設定することでターゲットを明確に選定でき、コンセプトが伝わる魅力的なサイトを制作することができます。 あれもこれも詰めこんだ、自分たちの伝えたいことを見せるだけのホームページになっていませんか?

大切なことは、お客様に共感してもらえる、求められる家づくりを伝えていくことではないでしょうか。

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JYU

住宅会社専門WEBコンサルタント。
2歳の息子を持つ子育て世代真っ盛りのドンピシャペルソナが
集客・反響数に特化した戦略的なホームページ活用方法を紹介します。

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