こんにちは、
住宅会社専門のホームページ制作 WEBコンサルタント JYUです。
全12回の連載で集客に特化したウェブ活用についてお伝えしています。
4回目は住宅会社のウェブサイトにおける「SEO対策」のお話しです。
SEOとは、Google、yahoo!といった検索サイトで自社サイトを検索結果の上位に表示させる施策です。そのSEOにこだわる会社ほど、成果が出ていない傾向があります。なぜでしょうか?
検索結果の上位に表示されればそれだけアクセスが増え、新規顧客の集客にもつながるはずです。しかし、結果はその正反対なわけです。
例えば、ある住宅会社がSEO対策会社に依頼して「エリア名+リフォーム」というキーワードで上位検索されるようになったのですが、その結果、仕事の依頼が急増したかといえば、全くそんなことがなかったようです。なぜかといえば、サイトそのものがリフォーム業者を探しているユーザーのニーズに合っていなかったからです。
その会社はリフォーム専門店ではなく、どちらかといえば新築メインだったので、サイトも新築中心になっており、「リフォーム」で検索してサイトを閲覧されても、「ここは違うな」と直帰されてしまう構成になっていました。これでは、せっかくお金をかけてSEO対策をしても意味がありません。
多くのSEO対策会社が実施している施策は、ロボット向けの対策です。しかも、Googleが昔に一部披露した検索表示の方法(アルゴリズム)です。いくら自社サイトにGoogle様が訪れてくれてSEO対策を評価してくれても、サイトの対象はあくまで「人」です。
サイトを閲覧した人がどう感じるか、自分の知りたい情報があるか、それがないといくらSEO対策をして検索結果が良くなることはあっても、本来期待したい反響は獲得できません。
また、Googleは、近年ユーザーファーストを掲げており「ロボット対策」だけでは効果が薄れてきているようです。確かにロボットに正しく認識してもらう努力でマイナスになることはないでしょうが、近年のGoogleの動きを見ていると変化が起きているようです。なぜなら、Googleは以前から人工知能にユーザーの動向を学習させ、検索結果に反映させる表示方法(アルゴリズム)を稼働させているからです。急速に進化するテクノロジーの前でこのようなSEO対策の考え方は致命的に時代遅れです。「ロボット」が見るところではなく、「人」視点でのSEO対策が効果的だと言えるのかもしれません。
安直なSEO対策にお金をかけるぐらいなら、まずは、新築、リフォームといった、それぞれのターゲットに合わせたサイトを発信して、その上で、SEO対策をすることが大切です。ぜひ、自社の強みを重視した検索キーワードを検討してみてください。
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