みなさんこんにちは。
WEBディレクター兼コンサルタントのKAZUです。
今回も引き続き、住宅会社・工務店ホームページの
反響数を増やす方法についてご紹介します。
前回、反響数を増やすためには、「アクセス数」を増やし、
「転換率」を上げていく必要があるとご説明しました。
今回は、「転換率」を上げる方法についてご説明したいと思います。
〜アクセス数を急激に増やすことは難しい〜
はじめに前回の復習も兼ねて、反響数の公式について整理してみましょう。
例えば、ある工務店A社の月間の反響数が
【アクセス数】1000 × 【転換率】0.2% = 【反響数】2件 だったとします。
この反響数を2倍の 4件 に増やしたい場合について考えてみましょう。
「アクセス数」を増やして反響数を増やす場合、
月間の訪問数を1000 → 2000にする必要があります。
しかしながら前回ご紹介した通り、アクセス数を増やすためのSEO対策は
実施後すぐに効果が得られない場合も考えられます。
ネット広告を利用する場合は、広告の出稿費用がかかってきますが、
見込の低いライトなユーザーも集客されてしまいますので、
結果的には【転換率】が0.2%以下に下がってしまうことに繋がります。
したがって、アクセス数を増やして反響数を2倍に増やすことは容易ではありません。
もちろん「転換率」を上げることが簡単なことでは無いのですが、
2倍の0.4%に上げることが出来れば、【アクセス数】1000のままで反響数を4件に出来ます。
では、どうしたら転換率を上げることが出来るのでしょうか?
〜自社のターゲットとなるお客様のことを把握する〜
転換率を上げるために、まずはじめることは
「問い合わせを行うユーザー像」についてしっかり理解し把握することです。
例えば、ある住宅会社Bは「住宅性能」に自信があったとしましょう。
当然、ホームページにはその性能についてのページが沢山あります。
しかし、実際に問い合わせをしてきてくれた一般の人に話を伺うと、
「B社のおうちのデザインが素敵だった」と、
「デザイン」に興味を持ってアクションを起こしてくれたケース。
このように「自分たちが考えるユーザー像」と
「実際の問い合わせしてくれるユーザー像」にギャップがある場合も多いのです。
このようにズレが生じたまま、「自分たちが考えるユーザー像」に対して
施策を打ち続けても、当然結果は出てきません。
まずは自社のターゲットの見直しをし、
お客様が一歩踏み込んで問い合わせしてみたいと
思ってもらえる情報を提供することが大切です。
〜ターゲットのニーズに合わせた情報提供が大切〜
「自社のターゲットになるお客様」が見えてきたら、
今のホームページが、そのターゲットに響くホームページになっているかを考えます。
住宅商品の説明ページ、会社のコンセプトページ、
載っている画像や、原稿がターゲット側の需要と合致しているでしょうか?
転換率を上げるためには、このポイントをしっかり押さえて対応することが大切です。
また、もうひとつ大切なのは「問い合わせフォーム」の設置場所や、
フォームページの内容や項目を見直してみましょう。
せっかく問い合わせしてみようと気持ちが高まったのに、
「問い合わせフォーム」が見当たらなかったり、入力項目が極端に多かったりなど
ストレスが生じてしまうことで、問い合わせを断念してしまいます。
お客様側の気持ちになって、スムーズに問い合わせまで進めることが出来るのかを
考え、改善していく必要があります。
今回は「転換率」を上げるための方法についてご紹介しました。
前回の内容と合わせて見直していただき、たくさん反響が生まれるホームページを目指してみましょう。