工務店のHPのセキュリティ強化 <SSL取得のメリット>

皆さんこんにちは。
WEBディレクター兼コンサルタントのKAZUです。

今回のテーマは
住宅会社・工務店ホームページにおけるセキュリティ強化
についてご紹介します。

近年のニュースを見ていましても、
個人情報の流出や、フィッシング詐欺メールなど
大企業のセキュリティ関連のニュースを多く耳にします。

工務店のホームページも例外ではなく
ユーザーの情報を扱う上ではセキュリティの強化が大切です。

是非この機会に、御社ホームページの
セキュリティ対策を見直ししてみましょう。

 

〜SSLを取得するメリットとは〜

ホームページのセキュリティ強化の手段として
よく使われるのが「SSLの取得」です。

SSLとは、Secure Sockets Layerの略で
「インターネット上でのデータ通信を暗号化」する技術のことを指します。

基本的には、ホームページを見ている利用者と、
そのホームページが存在するサーバーとのやり取りで使用されます。

工務店のホームページにおいては
資料請求フォームなどの「お問い合わせページ」で重要です。

ここでは、名前や住所、メールアドレスを入力して頂くため
これらの情報を暗号化し、第三者から情報が見えない形にする必要があります。

そのページがSSLの設定がされているかどうかは、
ページのURLが「https」から始まっているかどうかをチェックすることで
判断することができます。

 

〜対策をするなら常時SSLがオススメ〜

上記の通り、SSLを取得し設置する場合は
個人情報を取り扱いするページだけで十分だと思われるかもしれません。

ですが、これからSSLの導入をお考えの方には、
ホームページ内の全ページSSL化する「常時SSL」という方法をオススメします。

メリットは主に3点あります。

 

■セキュリティと信頼性の向上

SSLはデータの通信を暗号化させることなので、
「普通のページのやり取りを暗号化する必要性はあるのか?」
と感じる方もいると思います。

ですが、ホームページを閲覧する際には
履歴やCookieといった個人情報が含まれたデータを
盗まれてしまう可能性もありますので、こういった問題の予防につながります。

また、SSLを取得する際に、第三者機関による
証明書の発行が必要になります。

この証明書を習得する際に、サイト運営会社の実態調査まで
行う場合があります。

したがって、サイト全体や運営会社の信頼性向上に
役立てて頂くことも可能です。

 

■アクセス解析の制度向上

Googleアナリティクスなどのアクセス解析における、
習得データの精度を高める効果も期待出来ます。

“どこのサイトから、自社のホームページに来たのか”というデータを
「リファラー」と言います。

このデータは「https( SSL適用済みサイト)」から
「http( SSL非適用済みサイト)」への移動では渡されない設定となっており、
解析レポートでは「参照元なし」ということになってしまいます。

ですので、自社サイトを「https( SSL適用済みサイト)」にすることで
全てのサイトのリファラーデータを受け取り出来るようになります。

 

■検索順位への影響

Googleは、2014年8月に、ホームページが常時SSLかどうかを
検索順位の決定要因にすることを発表しました。

また、全てのウェブサイトに対して
「http」から「https」へ切り替えを推奨しております。

そのため、折角SSLを導入していても、一部のページのみであれば
検索エンジンにおいては安全でないウェブサイトと認識されてしまいます。

これにより利用者が遠のき、結果として検索順位へ影響することにつながります。

 

〜導入には費用がかかるのでご注意を〜

今回はサイトのセキュリティ強化としての
SSL取得について説明してきました。

これからホームページ制作やリニューアルを行うのでしたら
最初から設定して頂くのが良いでしょう。

ですが、SSL導入には費用や、サーバー環境などの諸条件も出てきますので
運用のコストやメリットを比較の上、検討してみてください。

この記事の著者

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KAZU

WEBディレクター兼コンサルタント。
住宅会社・工務店のサイト制作を多数担当。
SEO対策とWEBマーケティングを中心にサポートします。

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