全てのページを更新できます!なんて、ヒドイ話だと思いませんか?

廃墟

ホームページ更新の悩み

工務店さんから、ホームページの「更新について」

相談を受けることがあります。

 

<一昔前の「更新について」の悩み>
・ホームページを公開してから何も更新できていない
・更新の都度、制作会社にお金がかかる
・制作会社が倒産してしまった  ・・・というものでした。

ホームページは、キレイに出来上がったものの
公開後は、更新する都度、お金がかかるという理由で社内ブログくらいしか更新せず
古い情報が掲載されたまま放置されていることが多々ありました。

しかし、近年は、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使うことにより
ブログのように簡単にホームページを更新できるものが増えています。
一部では、社内で全ページを自由に更新できるので便利ですよ
という謳い文句で売っているホームページ制作会社もありましたね。

 

CMSが普及し始めて、しばらくすると
工務店さんからの更新についての相談は少し変わってきました。

<最近の「更新について」の悩み>
・自分で更新したら壊れてしまって、そのまま放置なんだよ
・表示が崩れているけど、どうすることもできない
・制作会社に連絡したら更新は自己責任だと…

・・・というようなものに変わってきたようです。

う~ん。

思えば「すべてのページを社内で更新できる」というのも、無責任な感じがしますよね。

お悩み相談に来られた方のホームページを見ると、
社内で更新したであろうページが大きく崩れていたり
統一感のない色やフォントが使われていたり、リンクが切れていたり・・・ボロボロです。

◇ホームページを、家に例えて考えると

住宅も引き渡し後は、お施主様の好きなように(改築も増築も)してもらっても
構わないでしょうけども

耐力壁を壊して間取りを変更したり、

養生をしないでペンキを塗ったり、水まわりの位置を適当に変更したり、
耐震を無視して3階を増築したり・・・というところまで
自由に「更新」してください、とは言わないですよね。

住宅のプロとして、「更新」できるところと、しないほうが良いところは
区分してお伝えすると思います。
ホームページの場合も、それと同じです。

「全てのページを社内で更新できます!」ということをセールスポイントにしている
ホームページ制作会社もありますが、それは無責任な感じがします。

社内で更新した方が効果的・効率的なところは更新システムを組み込みますが、
それ以外のところ(構造上必要なところ)はプロに任せる、というのが正解ではないでしょうか。

何でもかんでも自由に出来るというのも考えものだと思う今日この頃。

 

この記事の著者

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ジョージ

住宅会社のWEB戦略を担当。効果的なホームページの活用方法やネット広告についてアドバイス。

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